江本正志のページ

  • 文字サイズ
  • 小さく
  • 大きく
  • テーマ
  • テーマ4
  • テーマ2
  • テーマ5
  • テーマ3
  • テーマ6

ガイドブックに載っていないお勧めスポット

001[2] Berlin (ベルリン)の U-bahn(地下鉄) の Dahlem-Dorf (ダーレムドルフ:Dorf とは村という意味です)の駅です。→ガイドブックには載っていない小さい駅ですが情緒があるでしょ?この駅のすぐ近くに大きなビアガーデンがあります。


Retop



002[2] ここは Berlin の Woltersdorf-Schleuse というところです。ここはベルリンの中心からかなり離れたところにあり、Strassenbahn (市電)に乗っていかなければなりませんが、その Strassenbahn は非常に情緒があるため、Berlin に訪れたら一度は足を運んでもらいたいと思います。ここはどのガイドブックにも載っていませんが、非常に美しいところで、これがドイツの首都?と疑うような光景が目に飛び込んできます。Berlin には、手前と奥で水面の高さが 2 ~ 3 m 違っているところが幾つかあります。この段差のある状態では船は当然のことながら行き来できませんが、手前と奥には水をせき止める水門があり、船が来るとこの水門で一旦運河をせき止め、運河の向こう側とこちら側の水面の高さが同じなるまで水を溜めたり放水したりします。そうすることにより、船は段差なく向こう側(あるいはこちら側)に行く(来る)ことができるようになります。写真の場所では、こちら側の湖と向こう側の湖の水面の高さが違いますが、手間と奥にある水門をそれぞれを締め、両水門の間にある水を溜めたり、放水したりして、水面の高さをどちらかに合わせ、船が行き来出来るようにしています。船が行き来するのに30分近く掛かりますから、合理的なのか非合理的なのかはよくわかりませんが、 Berlin の観光名所の一つになっています。こういったところは Schleuse といい、Zoologischergarten(動物園) 駅近くにある Biergarten (ビアガーデン)の近くにもありますから、是非訪ねてみてください。 Schleuse はベルリンのあちこちから乗船できる遊覧船に乗ると必ず通過しますので、もし見たい人は遊覧船に乗ってみることをお勧めします。Woltersdorf-Schleuse の Web site はこちらです。 → http://www.woltersdorf-schleuse.de/


Retop



003[3] こちらが Zoologischergarten 駅と Tiergarten 駅 の中程にある Schleuse です。上述したように、ここは遊覧船で通ることができます。遊覧船でのベルリン観光は結構ポピュラーですが、こんな変な場所を通過することを知っている人はあまりいないのではないでしょうか・・・。水門で水の高さを調節するにはかなりの時間が掛かりますので、ここを通過するのに大体30分位はかかると考えておいたほうがいいでしょう。


Retop



004[1] ここは S-bahn(近郊電車)の Messe Nord/ICC にある Fernsehturm(テレビ塔)です。大したテレビ塔ではありませんが、夜になるとライトアップされて綺麗ですので、時間のある人は是非訪ねてみてください。写真の左側に少しだけ写っているのは International Congress Center(国際会議場)です。ここでは様々な催し物が開催されています。昔ここで David Copperfield のマジックショーをやっていたので見に行ったことがあります。 David Copperfield のマジックショーはウイーンでも一度みましたが、凄かったですね。


Retop



005[1] これはHumboldt Universität (フンボルト大学)医学部附属病院(Universitätsklinikum) の Charité です。


Retop



006[1] ここはドイツ人も殆ど知らない Berlin の S-Bahn の駅、 Grünewald(グリューネヴァルト)です。Berlin の中心からは S1 あるいは S7 に乗って行くことが出来ます。南ドイツにある Schwarzwald(黒い森)は日本人の皆さんもご存知だと思いますが、Berlin には Grünewald、訳すと“緑の森”という駅があります。ここはご覧のごとく非常に小さな駅ですが、実はこの駅には僕一押しの観光スポット(と言うとかなり語弊がありますが・・・)が隠されています。この駅は現在、1番線 と2番線しか使用されていませんが、その昔は沢山のプラットフォームが使用されていました。そんな小さな駅のどこに観光スポットがあると思いますか?


Retop



007[1] S-Bahn を降り、プラットフォームを下っていくと、地下道がありますが、その端のほうにはここにあるような看板があります。一体ここには何が書かれてあるのでしょうか?ドイツ語が読めないとどこが観光スポットなのか分からないのですが、目に留まるのは Gleis 17 という言葉です。Gleis とはドイツ語でプラットフォームを意味します。つまり、Gleis 17 とは 17番線ということになります。


Retop



008[1] 駅を出てすぐのところに Mahnmal Gleis 17 という標識が出てきます。Mahnmal とはMahnen、即ち“警告する”という言葉から出来た造語で、“警告碑”を意味します。記念碑なら分かりますが、何故警告碑という妙な碑があるのかお分かりですか?


Retop



009[1] 矢印に従って足を進めると、ここにあるような標識が再び出てきます。この標識に従って足を進めると・・・。


Retop



010[1] ここにあるような看板が目に飛び込んできます。17番線だけが黒く塗りつぶされていますが、一体ここは何なのでしょうか?


Retop



011[1] 更に足を進めると同じような標識が目に飛び込んできます。ここが17番線だということを意味しています。では17番線には一体何があるのでしょうか?


Retop



012[1] 実は、ここは1941年10月から1945年2月までの間に約1万人のユダヤ人が Berlin からドイツ国内やポーランドにある強制収容所に移送された駅のホームだったのです。


Retop



013[1] ここが恐怖の17番線です。今は線路にはこのように樹が植わっています。


Retop



014[1] 今は行き止まりになっていますが、第二次世界大戦中にはここから多くのユダヤ人が強制収容所に電車で移送されました。


Retop



015[1] こんなに荒廃した駅がそんな場所だとはドイツ人ですら殆ど知らないのが現状です。


Retop



016[1] この17番線にはいつ、何人のユダヤ人が Berlin から強制収容所に送られたのかが刻み込まれてあります。写真では字が小さくて読めないかも分かりませんが、ここには1943年9月10日に53人のユダヤ人が Berlin のこの駅から Auschwitz(ポーランドのアウシュビッツ:Auschwitz はドイツ語で、ポーランド語では Oświęcim(オシフィエンチム))の収容所に移送されたと鮮明に刻まれています。


Retop



017[1] ここには1941年11月1日に1002人ものユダヤ人が Berlin からLodz(ロッズ)の強制収容所に移送されたと鮮明に刻まれています。どうですか?こんなところが Berlin の小さな駅で行われていたということをご存知でしたか?収容所を見学すると気分が非常に暗くなってしまいますが、ここを訪れてもジーンと心に響くものがありますので、ベルリンの壁やブランデンブルグ門もいいですが、Berlin に訪れた際には是非足を運んでもらいたい場所の一つです。


Retop



018[1] ナチス・ドイツにまつわる場所をご紹介しましたので、ついでに別の観光スポットもご紹介させて戴きます。ここは Berlin から Potsdam(ポツダム)に向かう途中にある Wannsee (ヴァンゼー)という S-Bahn の駅です。Berlin の中心からだと S1あるいは S7に乗って行くことが出来ます。写真にあるのは Wannsee の駅とそれに隣接するホテルです。


Retop



019[1] Berlin にあるとは思えない程のどかな駅でしょ?


Retop



020[1] ここは Berlin の人々の憩いの場となっています。ご存知の方は少ないと思いますが、 Berlin には沢山の湖が点在していて、ここが最も有名な湖の1つになります。それぞれの湖はところどころで繋がっていますので、写真にあるような遊覧船に乗ってあちらこちらに行くことが出来ます。


Retop



021[1]  Wannsee にはヨットハーバーもあり、お金持ちの人達は自前のヨットで短い夏をエンジョイしています。ところで、どうして Wannsee をここでご紹介しているかお分かりですか?実は、ここは Wannsee Konferenz(ヴァンゼー会議)が行われた場所として知られているからです。ご存知の方もいらっしゃるかも分かりませんが、ここ Wannzee の湖畔の館でナチス上層部達が集まってユダヤ人を最終的にどうするかの会議が執り行われたのです。ユダヤ人を強制収容所へ移送し、強制労働をさせた後虐殺するという最終決定を行った場所。それがここ Wannsee なのです。会議が行われた場所には、Wannsee の駅前からバスに乗り、Haus der Wannsee Konferenz という停留所で降りればすぐにあります。あまり知られていませんが、強制収容所には労働収容所と絶滅収容所の2つがあります。ドイツ国内にあるのは殆どが労働収容所ですが、ポーランドには労働収容所と絶滅収容所の2つがあります。でも、この2つはどう違うのでしょうか?それは、ポーランドの Auschwitz のところで説明させて戴きますのでそちらをご覧ください。


Retop



022 さて、ここは S bahn の北の果て、Oranienburg (オラニエンブルグ)です。ベルリンは A 領域、 B領域、C領域の 3 つに区分けされていますが、ここはC領域に入ります。ベルリンのチケットの買い方を知らない人も多いでしょうから、ここで簡単に説明しておきます。自動販売機でチケットを購入するのはドイツ語がわからない日本人にとっては至難の業ですが、絶対に間違ってはならないのは、AとB領域のチケットを買って、C領域に入るのはご法度ということです。もし間違ってC領域に入ってしまい、検察に会うと、多額の罰金を取られますから、注意してください。それはさておき、ここはC領域ですので、ベルリンでもとっても田舎ということです。さて、ここ、Oranienburg には何があるのでしょう?


Retop



023 Oranienburg からバスも出ていますが、1時間に1本しかないので、目的地には歩いて行かなければなりません。2 キロ以上ありますので、歩くと結構きついです。駅を出て暫くすると Gedenkstätte Sachsenhausen と書いてある標識が目に飛び込んできます。Gedenkstätte とはMemorial place といったところでしょうか。


Retop



024 更に歩くと、このような標識があります。


Retop



025 標識に従って歩いて行くと、Gedenkstätte Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) に到着します。ここは所謂、ナチスドイツの強制収容所です。アウシュビッツは有名ですが、ベルリンにも強制収容所があったんですよ。


Retop



026 Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) 強制収容所の中はやたらと広いし、入り口から強制収容所跡まで行くにもかなりの距離がありますから、まずは腹ごしらえをしてから中に入ることをお勧めします。腹ごしらえをしないで中に入ってしまうと、中には何もありませんので、しまった・・・ってことになります。Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) 強制収容所の入り口近くに Imbis がありますから、ここで腹ごしらえをし、水分を補給して行きましょう。写真はOranienburger(オラニエンブルガー) というこの Imbis オリジナルのハンバーガーです。マックなんかより遥かに美味しく、値段もそれ程高くないので、この Oranienburger を食べてから、Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) 強制収容所の中に入りましょう。


Retop



027 入口からトボトボと歩くと、やっと Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) 強制収容所の門が見えます。


Retop



028 門にはアウシュビッツと同じように「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になれる!)」という文字が刻まれています。


Retop



029 門の中に入ってみると、このようにだだっ広い敷地が広がっています。見渡す限りこんな感じですから、見るだけで疲れてしまいます。


Retop



030 一部は博物館になっていたり、当時のまま残された建物があります。これは収容されていた人が着ていた服です。


Retop



031 当時使用されていたトイレがそのままこうやって残されています。


Retop



032 こちらは当時のままに残された寝室です。こんな狭い所で寝泊まりさせられていたのかと思うと胸が痛みます。


Retop



033 こちらは生体実験室です。生きたままの人間を使って実験していたのですから、とても恐ろしいです。この他には、映画も上映しています。生憎、日本語はありませんが、英語で映画を観ることは可能です。
小学校や中学校の生徒が団体で見学に来ています。ドイツでは、このように自分達の過ちを認め、二度と同じことをしないように学校で教育しているのです。日本では、例えば南京大虐殺なんていうものが本当に起こっていたにも関わらず、学校で教えることはまずありません。兎に角、日本は自分達が行ったことを決して認めようとはせず、ひた隠しにする傾向にあります。外国から色々と文句を言われても仕方ありませんよね。その点、ドイツはこのように小さい頃から自分達が犯した過ちを教えているのですから、凄いな~と思ってしまいます。ベルリンの中心からは少し距離がありますが、是非とも訪れてみて欲しい場所、それがこの Sachsenhausen(ザクセンハウゼン) 強制収容所です。


Retop



034 さて、ここも S bahn の果てにある(とは言っても、B 領域ですが・・・)、Ahrensfelde(アーレンスフェルデ) というところです。こんな所に日本人はなかなか来ないでしょうからご紹介させて戴きます。


Retop



035 Ahrensfelde の駅からバスが走っていますので、まずはバスに乗りましょう。バスに乗って暫くすると、Tierheim Berlin という所がありますので、そこで降りてみましょう。


Retop



036 バス停の近くに、Tierheim Berlin という標識があるので、標識に従って歩いてみてください。


Retop



037 こんなのどかな風景が延々と続きます。


Retop



038 どんどん歩くとTierheim Berlin に到着します。Tierheim とは「動物のお家」という意味です。何だか動物園みたいですが、動物園ではありません。因みに、動物園はドイツ語で Zoo(ツォー)と言います。ここはお家で飼うことが出来なくなった動物達が収容され、生活している場所です。日本では野良犬や野良猫は保健所に引き取られて最終的には殺されてしまいますが、ドイツでは決してそんな残虐なことはしません。Tierheim に引き取られた動物達は、とても幸せそうに過ごしているのです。ここには誰でも入ることができます。一緒に暮らしたいと思うワンちゃんや猫ちゃんがいれば、引き取ることができます。但し、ドイツは動物愛護の国ですから、誰でも欲しいからと言って手渡してくれる訳ではありません。厳正な審査があって、それに合格した人だけが引き取ることが出来るようになっています。


Retop



039 これが Tierheim の地図です。ワンちゃんや猫ちゃんは勿論のこと、小動物や爬虫類、それに鳥達もここで生活しています。何だか可哀想だと思うかも知れませんが、日本のペットショップのように小さなケージに押し込められた動物のほうがもっと可哀想だと思う位、のびのびと動物達が生活しているのが、ここに来ればわかります。では、中を覘いてみましょう。


Retop



040 どうですか?これがワンちゃんの生活している所です。とっても広いでしょ?日本の狭いお家で生活しているよりも遥かに幸せそうだと思いませんか?写真ではよく分からないかも知れませんが、この広いお庭にワンちゃんがたった一匹しかいないんですよ。


Retop



041 こんなお家もあります。どうですか?とっても広いでしょ?


Retop



042 ここは猫ちゃんが暮らすお家です。


Retop



043 この写真は小学校の生徒がここに訪れている時に撮影したものです。学校の先生がしっかりと動物達の暮らしと置かれた環境を説明すると、生徒達はこのように黙とうしながらゆっくりと歩きます。このように、ドイツでは小さい頃から動物の命を大切にするようにと教育しているのです。日本ではあり得ないことです。尚、この場所は以前浅田美代子さんが訪れ、テレビ撮影をした場所です。ここに来る前は可愛そうで、帰りはどよよ~んとするんだろうな・・・なんて思っていましたが、日本にいるペット達から比べると余程幸せそうなのでほっとしました。ドイツには色々と観光名所がありますが、こんな場所にも一度は訪れてもらいたいと思います。


Retop



名称未設定-5ここは  Zeuthen (ツォイセン)という所にある運河です。Zeuthen はベルリンの南東に位置する小さな街で、S-bahn 8(S8)の終着駅です。ここは Berlin の中でも C 領域ですので、チケットを購入する際には注意が必要です(ABCというチケットを購入しなければなりません)。この街には Rathaus (町役場)や Kirche(教会) がありますが、見どころは何と言ってもこの運河でしょうか。写真ではその美しさは伝わらないのが残念ですが、のんびりするには絶好の場所です。


Retop



名称未設定-6ここは Zeuthen にある Strassenbahn Museum (トラム博物館)です。写真では分かり難いかも分かりませんが、Strassenbahn(トラム) が走っています。勿論、この博物館に行くには Strassenbahn を利用しなければなりません。では、中を覘いてみましょう。


Retop



名称未設定-7Strassenbahn Museum にはこのように Strassenbahn(トラム) があります。写真にあるように運転席に乗ることも出来ます。古い Strassenbahn は本当に情緒があります。客席は全て木で出来ています。


Retop



名称未設定-8ここは S-bahn 5(S5) (少し前までは S75 でした)の終着駅の Strausberg (シュトラウスベルグ)にある Strassenbahn (トラム)乗り場です。Strausberg は Berlin の東に位置する小さな街ですが、写真にあるトラムに乗るととても美しい場所に行くことが出来ます。なかなかベルリン観光を目的とした日本人はこんな所に行くことはないでしょうが、時間があれば是非 Strausberg まで足を運んで、写真にあるトラムに乗って欲しいと思います。ここも C 領域ですので、チケットを購入する際には注意が必要です。


Retop



名称未設定-9ここは Strausberg(シュトラウスベルグ)にあるドイツ料理屋です。とは言っても、先程の Strassenbahn に乗らないとこのドイツ料理屋には行くことが出来ませんが・・・。


Retop



名称未設定-10ここは Strausberg (シュトラウスベルグ)にある湖です。先程の Strassenbahn に乗るとこのような美しい湖に行くことが出来ます。


Retop



名称未設定-12ここは S-bahn 2(S2) の終着駅の Bernau (ベルナウ)にある城壁です。Bernau も忙しく旅行する日本人は訪れることがないと思いますが、なかなか趣のある街です。

 


Retop



名称未設定-14Bernau にある城壁を別の角度から撮影してみました。広場にはテラスがあり、暑い日にはビールを飲みながらのんびりと過ごすことが出来ます。


Retop



名称未設定-15Bernau のメインストリートです。


Retop



名称未設定-16ここは Bernau にあるドイツ料理屋です。かなり古いレストランで、珍しいものを食べさせてくれますので、Bernau を訪れた際には是非足を運んでもらいたいと思います。


Retop




このページのトップへ