南ドイツには Schwarzwald (黒い森)という所があることはみなさんご存知だと思いますが、ここではその Schwalzwald の中でも飛び切り素敵な場所、Triberg (トリベルク) をご紹介しましょう。まず Triberg をご紹介する前に、何故 Schwarzwald と言われているかご存知ですか?通常、森は緑ですが、この地方は針葉樹林が殆どで、遠く(例えば空)から見ると、黒く見えることから Schwarzwald と言われているんですよ。そのため、紅葉シーズンにこの地を訪れても、紅葉は全く見ることが出来ませんので、ご注意ください。Triberg にはこれまで 4回行きましたが、何度訪れても心が穏やかになる所です。Triberg は昔からポッポ時計で非常に有名な所です。3回は自家用車で行きましたが、電車とバスでも勿論行けます。但し、かなり辺鄙な所にありますので、時間に余裕を持って行動しなければなりませんので、注意してください。
トリベルク
Triberg の駅のホームはこんな感じです。山深い所にあるでしょ?
こちらは反対側ですが、ホームだけ見るとかなり寂しくなりますよね?
駅にはパン屋さんが一軒だけありますが、駅を出てもお店は全くありません。駅を出るとすぐのところにこんな看板がありますが、距離や所要時間は全く書かれてありません。上から 3番目に書かれてあることにご注目ください。どういう意味かと言うと、ドイツで最も落差の大きい滝が、この Triberg にあるんです。とは言っても、全然大したことはないのですが・・・。
Triberg の駅から各地までの距離が示された看板もあります。
Triberg の地図もありますから、最初に確認しておきましょう。
Triberg の駅の外観はこんな感じです。
Triberg の駅のすぐ近くに SL が置いてあります。
落差が一番大きな滝と言いましたが、ここにあるような滝ですから、わざわざ見に行く必要はないと思います。
Triberg の街中へはこの赤いバスで行きます。所要時間は大体 10 分程ですが、街中まではかなりの上り坂ですので、歩いても勿論行けますが、行きはバスに乗ることをお勧めします。
Triberg の写真は凄く沢山の人達が撮影し、インターネットで見ることが出来ますから、そちらをご覧ください。ここでは、ほんの少しだけ街中をご紹介させて戴くに留めます。この写真の中央にバスが走っていますが、向かって左に品数が恐ろしい程あるポッポ時計屋さんがあります。 Triberg 最大の観光名所ですから、このお店には絶対入ってみてくださいね。ポッポ時計に興味がない人でも、流石に感動すると思います。
こちらは Triberg で一番有名な Gasthof (ガストホフ)です。
もう少し先に進むとこんな感じです。兎に角、ベルリンの壁崩壊後、ドイツでは至る所で工事をしていますので、景観があまり良くありませんが、どうかお許しを・・・。
ここがドイツで最も落差の大きい滝がある所です。お金を払う価値があるか?と聞かれると「No」と言わざるを得ませんが、興味のある人はお金を払って見に行ってください。
少し高台に上ると街が一望できます。
流石にこれだけだと Triberg の良さが伝わらないと思いますので、少しだけポッポ時計のお店の中をご紹介しましょう。どうですか?こんな豪華なポッポ時計が所狭しと壁に掛かっています。どれ位の数のポッポ時計があるのか見当も付きませんが、数千のポッポ時計があると言っていいでしょう。
先程のものよりも更に手の込んだポッポ時計もあります。
こちらは更に手の込んだポッポ時計です。写真では大きさが良く分からないと思いますが、相当大きいです。流石にここまでくると値段も目玉が飛び出ます。僕は時計が大好きですし、 Triberg に 4 回も足を運んでいますから、1つや2つのポッポ時計は持っていると思うかも知れませんが、実はただの1つも持っていないんです。全てハンドメイドですから非常に心惹かれるのですが・・・。どうせ買うのなら、馬鹿でかいのが欲しい。それが今まで買わなかった最大の理由です。馬鹿でかいポッポ時計は流石に目玉が飛び出る程高いため、毎回購入を断念しています。
ここはポッポ時計の工房です。全てハンドメイドだってことがお分かり戴けますよね?
こちらはポッポ時計のお店のある所から少し下ってきた所です。奥のレンガ色の建物が市庁舎です。
これはビールのページで少しだけご紹介しましたが、 Schwarzwald を代表するビールです。全て1つの醸造所で醸造されたものです。Triberg に来たら、ここにあるビールを是非ご堪能ください。
Schwarzwald の名物と言えば、やはり Kirsch Torte でしょう。今は日本でも食べられますが、Schwarzwald に行ったら、やっぱり地元で食べて欲しいと思います。写真のケーキは倒れていますが、ドイツでは通常この手のケーキは最初から倒してお客さんのテーブルに運ばれてきますので、びっくりしないでください。とっても美味しいですから、是非食べてみてください。Triberg のご紹介はここまでですが、如何でしたか?