江本正志のページ

  • 文字サイズ
  • 小さく
  • 大きく
  • テーマ
  • テーマ4
  • テーマ2
  • テーマ5
  • テーマ3
  • テーマ6

長野のビール

004[1] これは軽井沢高原ビールです。軽井沢高原ビールには幾つかの種類がありますが、ここにあるのは左から、Seasonal、Wild Forest、Natural trust です。Seasonal はアルトビール、Wild Forest はピルスナー、Natural Trust は黒ビールのようなものですが、全体的にコクがなく、決して旨いビールとは言えません。ビールと言えばビールですが、水臭い感じのビールです。Natural Trust は黒ビールの苦みだけしかありませんし、Seasonal もアルトビールからは程遠いものです。Wild Forest は確かにホップのアロマの香りはしますが、飲み干した後はかなりがっかりするビールです。軽井沢高原ビールのWeb siteはこちらです。→ http://www.rakuten.ne.jp/gold/yonayona/


Retop



005[2] これは長野県のオラホビール(ラベルには千曲川のスケッチと書いてあります)です。オラホとは「おらんちのほう?」なんて感じの長野県の方言だそうです。最初口にすると「なんじゃこりゃ!」と叫んでしまうビール。それがオラホビールです。何が「なんじゃこりゃ!」なのかと言うと、ホップのアロマの強さが尋常ではありません。コクやキレ、そしてのど越しは決して悪くありませんが、ホップのアロマの強さが滅茶苦茶強く、サントリーのザ・プレミアムモルツの 5 ~ 10 倍強いと考えて戴くといいかもわかりません。飲み続けているとくせになりそうなビールですので、ホップのアロマの好きな人なら結構好きになるかもわかりませんが、流石に僕は1回飲めばいいかな~という感じでした。ビールはやはりバランスが大切ですから、これだけ偏っていると・・・って感じです。但し、オラホビールは International Beer Competition で何度も受賞していますから、それなりに素晴らしいビールなのかもわかりません。オラホビールは小諸の懐古園で飲むことが出来ますので、もし懐古園に行ったら是非飲んでみてください。勿論、他でも飲むことは出来ます。オラホビールには、ゴールデンエール(千曲川のスケッチ)・ アンバーエール(浅間連峰)・ケルシュ(おらほの丘)の 3 種類があるようです。僕が飲んだのはゴールデンエールですが、機会があれば他の 2 つにもチャレンジしてみたいと思っています。 オラホビール Web site はこちらです。 → http://www.yurarikan.com/ohlaho-beer.html


Retop



006[1] これは浅間山浪漫麦酒です。このビールは麗人酒造という、もともと日本酒を醸造していた会社が作り出したビールです。麗人酒造は浅間浪漫麦酒の他に諏訪浪漫麦酒というビールも醸造しています。写真にあるのは、左から、オリジナル・アルト・ケルシュ・ドライスタウトです。オリジナルは所謂 Pilsner ですが、ホップのアロマの香りが程よく利いた(サントリーのザ・プレミアムモルツのように強くはありません)、のど越しのよいビールです。コクが少ない気もしますが、苦味が程よく抑えられた(ヱビスビールと飲み比べてみるとよくわかります)、なかなか美味しいビールです。ビールの苦みが苦手な人にはお勧めの一品です。アルトビールは上面発酵されたビールで、ドイツのデュッセルドルフを中心としたニーダーライン地方で消費されるビールです。アルトビールもケルシュビールも両方共、上面発酵のビールですが、前者は黒褐色をしているのに対し、後者は黄金色をしているなど、種々の点で大きく異なっています。ここのアルトビールもまずまずの味(それだけを飲めばそれなりに美味しい)ですが、例えばドイツの Hannen Alt 等から比べるとまだまだ青いかな?といった感じのビールです。その違いは泡でも一目瞭然です。本場ドイツのアルトビールの泡は真っ白なきめ細かい泡をしていますが、こちらのアルトビールはビールの色がそのまま持ち越された褐色です。ケルシュビールはドイツのケルン地方で伝統的に醸造されているビールのスタイルの一つで、大麦麦芽と小麦麦芽(小麦麦芽の比率は50%未満)から作られています。上面発酵酵母で作られていますが、下面発酵と同じ低温で熟成されているため、フルーティで酸味のあるのが特徴です。ドイツのビールに関する法律「ビール純粋令」では、ケルシュと名乗ることができるのはケルン地方で醸造されたビールだけとされているため、ケルシュと書かれてありますが、これはご法度ということになります。ここのケルシュビールもアルトビールと同じようにまずまずの味(それだけを飲めばそれなりに美味しい)ですが、例えばドイツの Gaffel Kolsch 等から比べるとかなり味は落ちます。ドライスタウトは所謂黒ビールです。真っ黒な色ときめ細かな泡立ちは、まさに黒ビールという感じです。味は通常の黒ビールのようなくせは少なく、黒ビールが苦手という人でも、大きな抵抗なく飲めるようになっています。苦味を程よく抑えたのど越しのよいビールですので、一度お試しください。但し、くせの強い黒ビールが好きな人には物足りなさが残るかもわかりません。 全般的にいうと、日本で市販されている地ビール以外のビールよりは何れも美味しく仕上がっていますが、ドイツビールと同じ土俵に立つのはまだまだ先かな~といった感じのビールです。麗人酒造の Web site はこちらです → http://www.reijin.biz/


Retop



善光寺浪漫で~す

こちらは白樺の井戸水と信州の温泉水をブレンドしたアルコール度数が 5 % の長野県諏訪市にある麗人酒造で醸造された善光寺浪漫(白樺: ケルシュタイプ)です。温泉水のミネラル分が酵母の発酵を促進することでキレの良いビールになると言われています。麦芽は二条大麦を 100 % 使用し、一番麦汁だけを使用したホールモルトプレミアムビールです。切れ味が良く、後味の旨みや苦味がくせになるビールと言われています。がしかし・・・、実際に飲んでみるとちょっと謳い文句と違うかな・・・という感じのビールです。黄色味かかた泡立ちはまずまずのビールですが、酵母の香り以外に何とも言えない変な香りのするビールです。酸味が強烈で、口の中に入れると真っ先に酸味の嫌味に気が付きます。甘味があり、苦味もかなりあるにも関わらず、まったりとしていて、本場ドイツのケルシュビールとは程遠い味になっています。コクはありますが、キレが良いとは言えません。若干フルーティーなビールですので、まずまずの味ですが、まったりしたビールであるにも関わらず、苦味が強いため、非常に違和感のあるビールと言えるでしょう。ホップの香りが全くしないのはいいのですが、口の中に入れると粉々した感触があまり良くありません。麗人酒造の Web site はこちらです → http://www.reijin.com/ このビールは麗人酒造で醸造されていることは確かですが、何故かしら善光寺浪漫の Web site がありませんので、悪しからず・・・。


Retop



善光寺浪漫で~す

こちらも白樺の井戸水と信州の温泉水をブレンドしたアルコール度数が 5 % の善光寺浪漫(くろゆり: スタウトタイプ)です。長野県を代表するくろゆりをイメージしたようです。ローストした麦芽の香ばしい香りと上質なポップの爽やかな苦味が特徴の黒ビールで、スッキリとした飲みやすい口当たりのビールと書かれてありますが、実際に飲んでみるとそうでもありません。確かに黒く、泡立ちが良好なビールですが、黒ビールにしては若干酸味があり、フルーティーな感じのビールです。酵母の香りはそれ程強くなく、色の割にはあっさりとしたビールで、キレとコクはかなりありますが、濃厚さに欠けるビールと言えるでしょう。ホップの香りは殆どしませんし、喉越しはそれ程良くない、少し粉々したビールです。香りは黒ビールそのものですが、黒ビールなのにフルーティーなところが、他の黒ビールとは大きな違いと言えます。ちょっと変わった味なので、一度飲んでみる価値はあるかも知れません。麗人酒造の Web site はこちらです → http://www.reijin.com/ このビールは麗人酒造で醸造されていることは確かですが、何故かしら善光寺浪漫の Web site がありませんので、悪しからず・・・。


Retop



軽井沢浅間高原ビールで~す

こちらは麦芽 100 % のアルコール度数が 5.5 % の軽井沢浅間高原ビール プレミアムダークというビールです。浅間山軽井沢の冷涼名水で仕込んだ喉越し軟らかで、芳醇で濃厚なプレミアムビールと書かれてありますが、実際に飲んでみるとそうでもないビールです。泡立ちは非常に良く、やや褐色のビールですが、ダークビールにしてはかなり味の薄いビールです。きめ細かな泡で、酵母の香りがほのかにするコクとキレのあるビールです。ほんの少しですが、カラメルの香りのする少しフルーティーなビールです。ホップの香りはあまりしませんが、まろやかで若干酸味のあるビールと言えます。格段美味しいビールとは言えませんが、まずまずの仕上がりになっていると思います。軽井沢浅間高原ビールの Web site はこちらです → http://brewery.co.jp/


Retop



あんずの第3のビールをご紹介しま~す

こちらはビールではありませんが、珍しい発泡酒を発見しましたので、ご紹介させて戴きます。こちらは長野県千曲市森田(吉の里)の杏から醸造したあんず(杏エール)というアルコール度数が 5 % の発泡酒です。杏で有名な長野県のビールかと思いきや、製造者は埼玉県川越市今福にある株式会社共同商事という所で、企画者が長野県千曲市森の横島物産となっていますので、企画だけが長野県で行われた埼玉産の発泡酒ということになります。基本、発泡酒は飲まないことにしていますが、折角飲んでみましたので、ここでご紹介させて戴きます。この発泡酒は酸味が非常に強く、その強さが尋常ではないため、あ!っと驚いてしまいます。確かに杏の香りのする発泡酒ですが、その酸味があまりにも強すぎて、とても飲めたものではありません。このビールの Web site は存在しませんが、横島物産というところで醸造されていますので、横島物産の Web site をご紹介します → http://kyoto-anzu.com/company/yokoshimabussan.html


Retop



名称未設定-28

こちらは長野県軽井沢町にある軽井沢ブルワリー株式会社で醸造されたアルコール度数が 5.5 % の軽井沢浅間高原ビール プレミアムクリアという若干薄い黄金色のクリアなビールです。泡立ちは良好で、口の中に入れると甘みと酸味が口の中いっぱいに広がるビールです。キレもコクも今ひとつですが、苦味があり、ホップの香りが少しですが感じられるまずまずのビールです。サントリーのザプレミアムモルツから比べるとお世辞にも美味しいとは言えませんが、キリンの一番搾り等から比べると美味しいと言えるでしょう。軽井沢浅間高原ビールの Web site はこちらです → http://brewery.co.jp/


Retop




このページのトップへ