江本正志のページ

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イギリスのビール

 ドイツビールがあまりにも美味しいため、今までドイツビールばかり飲んでいましたが、ドイツビール以外のビールも飲んでみないと、ドイツビールの本当の良さを語ることはできませんよね~。そのため、今回はイギリスのビールを皆さんにご紹介しましょう。
 イギリスのビールにはドイツで言うところの本当のビールではないビールが沢山あります。別のところでも説明したように、ドイツには、「ビールは麦芽(モルト)、ホップ、酵母、それに水以外を使用してはならない」というビール純粋令という法律があります。言い換えれば、ドイツでは麦芽、ホップ、酵母、それに水以外を使用した飲料水はビールと名乗ってはいけません。しかし、イギリスのビールには麦芽、ホップ、酵母、それに水以外のものが添加物として入っていたりします。そのため、残念ながら本当の意味でのビールと言えないものが沢山あるということを頭に入れておいてください。
 これはベルギービールにも当てはまります。日本ではベルギービールが結構人気ですが、残念ながらベルギービールの殆どにはかなり多種類の添加物が入っています。そのため、日本の発泡酒あるいはその他の雑酒(リキュール)ということになってしまいますので注意してください。
 ところで、イギリスと言えばパブですが、パブで最もよく飲まれるのが、銅色をしたペール・エールというビールです。但し、ペール・エールだけではありません。色がより濃く、ホップの苦みや香りを押さえて、モルトの甘味を強調したブラウン・エール、更に色が濃く、コーヒーやチョコレートを連想させるポーターという3種類のビールがイギリスのパブではよく飲まれています。また、他には、苦味の強いビター・エール、それにローストした大麦を使用したスタウトなどがあります。このように、ビール大国であるドイツやチェコとは全く異なったビールをイギリスでは楽しむことができます。
 さて、「エール」という言葉がイギリスのビールには頻繁に出てきますが、「エール」はエール酵母を使って上面発酵したビールのことを指します。日本の一般的なビール(ラガー)は下面発酵したビールですが、イギリスのビールの殆どは日本のビールとは異なり、上面発酵しています。下面発酵ビールと上面発酵ビールでは全く味が異なりますので、如何にイギリスのビールが日本のビールと異なるのかがお分かり戴けるのではないかと思います。それでは、能書きはこれ位にして、イギリスのビール紀行へ皆さんをご招待しましょう。


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001[4] これは、150年以上の歴史をもつ(1845 年創業)Fuller’s Brewery(フラーズ醸造所)(本当の名前は、Fuller Smith & Turner P.L.C. Griffin Brewery  というロンドンの Chiswick Lane South にある醸造所: トレードマークは翼の生えたライオンで、伝説上の生き物、グリフィンを表しています)の代表銘柄の1つである、London Pride です。このビールはイギリスで最も人気のあるプレミアム・エールの 1 つで、ターゲット、チャレンジャー、そしてノースダウンという 3 種類のホップを使用しているビター・エールです。 褐色のボトルに入ったアルコール度数が4.7%の泡立ちの良いビールです。ビール自体も濃い褐色をしていますが、見た目とは異なり、さっぱりとしたフルーティーな仕上がりになっています。ホップの芳醇な風味が特徴(ホップのアロマの香りが程良く効いたビール)で、心地よい苦味と甘味のバランスが絶妙なビールです。コクとキレはなかなか良く、甘みがあり、見た目程濃厚ではないサッパリとした味わいのビールです。しかし、かなりライトな感じのビールですので、総合的に評価すると特段美味しいビールとは言えません。ここの醸造所では他にも沢山の種類のビールを醸造しており、その中でも有名なのが London Porter というビールです。こちらのビールはまだ飲んだことがありませんので、コメントのしようがありませんが、ペール・エールとペール・エールよりもモルトの香りや甘さを強めたブラウン・エールを融合したスタイルと言われており、口の中に香ばしさと苦味が広がると言われています(多分、飲むと美味しくないビールだと思います)。他には、ESB(Extra Special Bitter の略)というビールも醸造しています。このビールはその名の通り、モルトとホップの力強さが光り、柑橘系の味わいが特徴で、熟したリンゴの香りがすると言われています。モルトの甘味とホップの苦みが程良く、世界のESBを代表する銘柄と言われています(こちらも飲むと美味しくないビールだと思います)。また、アルコール度数が高い、Golden Pride というビールもここの醸造所で醸造されています。このビールはストロング・ビター・エールと呼ばれる種類のビールです。深い琥珀色に輝き、ホップの穏やかな苦味と芳醇な味わいのバランスがよく、その中にフルーティーな香りとトーストしたパンのような香ばしさが感じられると言われています(こちらも飲むと美味しくないビールだと思います)。他にも沢山のビールを醸造していますが、予想するにあまり美味しくないのでは・・・と思います。Fuller’s Brewery の Web site はこちらです → http://www.fullers.co.uk/


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002[4] これは Bass という インドに輸出していた Indian Pale Ale (インディアン・ペール・エール:IPA)をイギリス向けに改良し飲み易くした、トレードマークが赤い三画のビール(アルコール度数は 5.1 %)です。この Red Triangle は 1875 年に登録されたイギリス初の商標として知られています。 Bass Pale Ale (バス・ペール・エール)は世界で最も有名なペール・エールと言っても過言ではありません。創業者は William Bass (ウィリアム・バス)で、醸造は1777 年からイギリス中部の Burton on Trent という町から始まったとされています。バートンの水は硬質であるため、苦味がしっかりとしているペール・エールに適していると言われています。蛇足ですが、ペール・エールには必ず硬水が使用されているため、軟水を使用する場合には、一度硬水にしなければなりません(これを Burtonize (バートナイズ)と言います)。それ位バートンのバス醸造所はその後、各醸造所のビール造りに影響を及ぼしていると言えます。創業後、世界各国に輸出されており、ナポレオンも愛飲していたと言われていますし、あの有名なタイタニック号にも 500 ケースが積まれていたとされています。日本でも明治時代に輸入されていた記録が残っているそうです。イギリス品種のホップを使用したものを English Pale Ale (イングリッシュ・ペール・エール)、アメリカ品種のホップを使用したものを American Pale Ale (アメリカン・ペール・エール)と呼びます。このことからもお分かりのように、このビールは世界で醸造されています。勿論、日本でも醸造されていますので、容易く手に入れることが出来ます。イギリス独自の伝統製法で醸造され、イギリス王室御用達に輝く名品だそうです。このように、このビールは非常に評判の良いビールですが、実際に飲んでみると全然美味しくはありません。写真にあるように褐色の瓶に入っており、ビール自体もウイスキーのような褐色を呈していますが、色と味のギャップが非常に大きいビールです。極めの細かい泡が出るまではいいのですが、飲むとキレはありますが、コクがあまりなく、喉ごしもあまり良くありません。甘みはあるものの、苦味は少なく、ホップのアロマとカラメルの香りは殆どしません。概して言えば、非常に中途半端な味と言うことになります。添加物として糖質や香料が入っているにもかかわらずこれだけの味しか出せないのですから、決してお勧め出来るビールではないと言えるでしょう。Bass の Web site はこちらです。→ http://www.bass.com/ ここでは、生年月日を入力しなければ前に進むことができません。イギリスは18歳以上でなければ飲酒出来ませんので、それ未満の方は18歳以上になるように生年月日を入力して中に入ってください。


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003[2] これは、ほうきに乗った魔女がトレードマークの Oxfordshire という所にある Wychwood Brewery(ウィッチウッド醸造所)が1996年からリリースしている Hobgoblin (ホブゴブリン)というビールです。Wychwood Brewery の醸造は 1841 年に遡ります。ラベルには妖精のゴブリンが描かれています。この醸造所では後でご紹介しますが、他にも幾つかのビールを醸造しています。しかし、この魔女のキャラクターがあまりにも有名になったため、Wychwood Brewery のイメージキャラクターとして使用されています。写真にあるのは褐色の瓶に入ったアルコール度数が5.2 % のダーク・エール・ビールです。ベースとなるモルトに希少なチョコレートモルトを少量添加していますので、力強く香ばしい味のビールだと言われています。しかし、飲んでみると決してそんないい代物ではないことは容易にわかります。London Pride よりも色は濃く、味も濃厚なフルーティーなビールです。泡立ちは良好で、コクとキレがなかなか良い、黒ビールに少し近い感じのビールで、言うなれば London Pride を少し濃厚にしたようなビールです。苦味も London Pride よりも少しですが強く、ホップのアロマの香りが程良く効いた甘みのあるビールです。このようにイギリスのビールとしてはなかなかの仕上がりになっていますが、総合的に評価すると残念ながら決して美味しいビールとは言えません。Wychwood Brewery の Web site はこちらです → http://www.wychwood.co.uk/ ここでは、生年月日を入力しなければ前に進むことができません。イギリスは18歳以上でなければ飲酒出来ませんので、それ未満の方は18歳以上になるように生年月日を入力して中に入ってください。入ると、何とも不気味なホームページになっていることがお分かり戴けます。


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004[3] これは旧約聖書に登場するペリシテ族の巨人兵士の名がついた Goiath(ゴイアス) というアルコール度数が4.2 %のビールです。こちらのビールも Oxfordshire という所にある Wychwood Brewery(ウィッチウッド醸造所)で醸造されています。このビールはその名の通り、力強い味わいをもった骨太な仕上がりになっていると言われています。ホップはファグルホップ、スティリアン・ゴールディングホップを使用しており、両者がバランスよく配合されているため、爽やかな苦味と美しいルビー色を呈した仕上がりになっているとも言われています。ところが、そういう評判とは裏腹に、実際飲んでみるとかなり酷い仕上がりになっています。泡立ちは非常に良く、イギリスのビールにしてはかなり淡い色のビールで、Scarecrow よりも酸味は少ないものの、苦味が気になるビールです。酸味が結構あり、コクもキレも喉ごしも決していいビールではありませんので、総合評価はかなり低いビールです。Wychwood Brewery の Web site はこちらです → http://www.wychwood.co.uk/ ここでは、生年月日を入力しなければ前に進むことができません。イギリスは18歳以上でなければ飲酒出来ませんので、それ未満の方は18歳以上になるように生年月日を入力して中に入ってください。入ると、何とも不気味なホームページになっていることがお分かり戴けます。


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005[2] これは Scarecrow(スケアクロウ:案山子)という名のビールです。このビールも Oxfordshire という所にある Wychwood Brewery(ウィッチウッド醸造所)で醸造されているアルコール度数が 4.7 % のビールです。このビールはチャールズ皇太子が所有する農場で農薬を使用することなく栽培されたモルトを配合するオーガニック・エールと呼ばれています。このビールは柑橘系のタルトやトーストのような風味があり、余韻にスパイシーなほろ苦さが感じられるビールだと言われています。ところが、実際飲んでみるとかなり酷い味だということが分かります。泡立ちは非常に良く、かなり淡い色で、若干白濁しています。ホップのアロマの香りはしますが、苦味が若干強いビールです。ここまでならまだいいのですが、酸味が非常に強く、コクもキレも喉ごしも良くないビールです。更に言うならば、粉っぽい感じが気になるビールです。酸味がかなり強いため、総合的に評価すると決して美味しいビールとは言えません。Scarecrow と言えば、ジーン・ハックマン演じる映画を思い出します。この名前を聞くと、レッスンでこの映画に出てくるジーン・ハックマンを演じたことを思い出します。Wychwood Brewery の Web site はこちらです → http://www.wychwood.co.uk/ ここでは、生年月日を入力しなければ前に進むことができません。イギリスは18歳以上でなければ飲酒出来ませんので、それ未満の方は18歳以上になるように生年月日を入力して中に入ってください。入ると、何とも不気味なホームページになっていることがお分かり戴けます。


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006[2] これはWychcraft (ウィッチクラフト) という名のアルコール度数が4.5 % の若干濁りのあるビールです。このビールも Oxfordshire という所にある Wychwood Brewery(ウィッチウッド醸造所)で醸造されています。このビールはイングリッシュファグル、スティリアン・ゴールディング、カスケードという 3 種類のホップと、ペール、ラガー、カラという 3 種類のモルトをブレンドし、伝統的な手法で醸造している非常に特徴的なビールです。このビールは、ホップによって豊かな香りが、またモルトによって軽やかで穏やか、かつドライな味わいに仕上がっていると言われています。しかし、実際飲むとかなり酷い味に仕上がっていることが分かります。泡立ちは良好で、色は普通のピルスナーよりも少しだけ濃い褐色のビールです。ホップのアロマの香りが若干するのはいいのですが、酸味と苦味が強く、コク、キレ、喉ごし共に良くありません。Scarecrow から比べると酸味が少ないため、若干飲み易い感じはしますが、総合評価は決して美味しいビールとは言えません。こちらもWychwood Brewery の Web site はこちらです → http://www.wychwood.co.uk/ ここでは、生年月日を入力しなければ前に進むことができません。イギリスは18歳以上でなければ飲酒出来ませんので、それ未満の方は18歳以上になるように生年月日を入力して中に入ってください。入ると、何とも不気味なホームページになっていることがお分かり戴けます。


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007[2] これは Greene King IPA Export という Suffolk の Bury St. Edmunds という所にある Greene King Brewery(グリーネキング醸造所: 住所はBury str., Edmunds, Suffolk)で醸造されたビールです。ドイツビールのように歴史はそう古くはなく、この Greene King は 1799 年に創業を開始しています。透明の瓶に入った、アルコール度数が 5.0 % のインディアン・ペール・エール(IPA はIndian Pale Ale の略)です。写真ではわかり難いかも知れませんが、紫がかった褐色のビールで、一見すると葡萄酒のような色をしています。泡は極めが細かく、ホップのアロマの香りが程良いビールです。苦味が少なく、喉ごしが割合良いビールです。但し、コクとキレはあまり良くありません。色からすると濃厚なビールのように思いますが、非常にライトなビールと言えます。甘みのあるビールですが、黒ビール(Stout)のようなカラメルの香りは殆どしないビールです。総合的に評価すると決して美味しいビールとは言えません。添加物として糖類やカラメル色素、それに炭酸ガスが入っているため、本当の意味でのビールとは言い難いので注意してください。このビールは英国ラグビーの公式ビールになっています。Greene King の Web site はこちらです → http://www.greeneking.co.uk/


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008[1] これは Abbot Ale (アボット・エール)という 、こちらも Suffolk のBury St. Edmunds という所にある Greene King Brewery(グリーネキング醸造所: 住所はBury str., Edmunds, Suffolk)で醸造されたビールです。透明の瓶に入った、アルコール度数が 5.0 % のエールです。写真ではわかり難いかも知れませんが、ウイスキーのような褐色の(Old Speckled Hen よりも色が淡い)ビールです。こちらもイギリスのビールに多く見られるように、添加物として糖類とカラメル色素が入っています。このビールは2010 年のモンドセレクションにおいて金賞を受賞しています。泡立ちが良く、酵母の香りが程良くします。ホップのアロマの香りが少ししますが、酸味が少し強いビールです。少しだけコクはありますが、キレはあまり良くなく、喉ごしもいま一つかも知れません。同じイギリスのビールである Old Crafty Hen と比較しても殆どその差が分からない位似た味のビールと言えます。強いて言えば、このビールは Old Crafty Hen よりもスッキリ・あっさりしています。とは言っても、ライトなビールという訳ではありません。口の中に入れると程良い甘みと酸味が口の中いっぱいに広がる、苦味が程良いビールです。甘みという点からすると、Old Crafy Hen に比べて少なめですが、なかなか上出来のビールであると言えるでしょう。Greene King の Web site はこちらです → http://www.greeneking.co.uk/


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009[1] これは Strong Suffolk Vintage Ale という、こちらも Suffolk の Bury St. Edmunds という所にある Greene King Brewery(グリーネキング醸造所: 住所はBury str., Edmunds, Suffolk)で醸造されたビールです。透明の瓶に入った、アルコール度数が 6.0 % のヴィンテージ・エールです。写真ではわかり難いかも知れませんが、非常に濃い褐色のビールです。ラベルには、樽の絵が書いてあり、このビールがどの樽由来のものかが分かるように記されています。このビールは透明の瓶に入っていますが、ビール自体の色は Hob Goblin よりも更に色が濃く、黒ビール(Stout)に近い感じのビールです。味は濃厚で、フルーティーさはあまり感じられませんが、苦味はかなり控えめ(Hob Goblin よりも苦味が少ない)で、甘みのある泡が非常にきめ細かいビールです。苦味が少ないため、かなり飲み易いビールと言えます。アルコール度数が 6 % と少々高めですが、それ程アルコール臭を感じさせない仕上がりになっています。黒ビールのようにカラメルの香りがし、コクがあるためなかなかの仕上がりになっています。但し、キレはいま一つといった感じですので、総合的に評価するとやはりあまり美味しいビールとは言えません。添加物として糖類やカラメル色素、それに炭酸ガスが入っているため、本当の意味でのビールとは言い難いので注意してください。Greene King の Web site はこちらです → http://www.greeneking.co.uk/


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010[1] これは Old Speckled Hen English Fine Ale という Suffolk のBury St. Edmunds という所にある Morland Brewery(モーランド醸造所)で醸造されたビールです(とはボトルに書いてありますが、Greene King Brewery(グリーネキング醸造所)のホームページに紹介されていますので、今はGreene King Brewery(グリーネキング醸造所: 住所はBury str., Edmunds, Suffolk) で醸造されているのかもわかりません)。こちらの醸造所は先にも書きましたが、割合と歴史は浅く、1711年に創業を開始しています。透明の瓶に入った、アルコール度数が 5.2 % の English Fine Ale (イングリッシュ・ファイン・エール)です。写真ではわかり難いかも知れませんが、ウイスキーのような褐色のビールです。泡立ちは良好ですが、ホップのアロマの香りはAbbot よりも遥かに弱く、酸味が強いビールです(甘みはあります)。少しだけコクはありますが、キレはあまり良くなく、喉ごしもいま一つのビールです。総合的に評価すると決して美味しいビールとは言えません。何れのビールも大差はないことから、Greene King のビールはあまり美味しくないと言えるでしょう。Greene King の Web site はこちらです → http://www.greeneking.co.uk/ Old Speckled Hen だけは特別に Web site がありますので、こちらもご覧ください → http://www.oldspeckledhen.co.uk/


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011[1] これは St. Andrews Ale (セント・アンドリュース・エール)という、Scotland (スコットランド)の Dunbar (East Lothan) にある Belhaven Brewery(ベルハ-ベン醸造所)で醸造された ビール(Scottish Ale)です。こちらの醸造所も割合と歴史は浅く、1719年に創業を開始しています。透明の瓶に入った、アルコール度数が 4.6 % のエールです。写真ではわかり難いかも知れませんが、こちらもウイスキーのような褐色のビールです。ラベルにはゴルフ場の絵が描かれてありますが、これはゴルフ発祥の地であり、ゴルファー憧れのコースがある The Old Course (オールドコース)のクラブハウスで売られている唯一のビールだからです。ウイスキーと間違う位褐色をしており、泡立ちが極めて良いビールです。ホップのアロマの香りが非常に良く効いているとても美味しいビールです。口当たりもキレもコクも喉ごしも非常に良く、甘みがあり、苦味は程良く抑えられているフルーティーな感じのする非常にバランスの取れたビールです。飲み干した時に口に残る感じが最高の非常にレベルの高いビールです。但し、こちらのビールには添加物として糖類やカラメル色素、それに炭酸ガスが入っていますので、本当のビールとは言えないのが残念です。それはそうとして、イギリスのビールの中では非常にレベルの高いビールとなっていますので、イギリスのビールを飲んだことのない人は、まずこちらのビールを飲んでみることをお勧めします。Belhaven の Web site はこちらです → http://www.belhaven.co.uk/ ここでは自分の国名を選択し、自国でアルコールが飲める年齢であるかどうかを聞かれますので、チェックをつけて中に入ってください。


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012[1] これは Twisted Thisted IPA (ツウィスティッド ディステッド アイピーイー)という、こちらも 1719 年に創業を開始した Scotland (スコットランド)の Dunbar (East Lothan) にある Belhaven Brewery(ベルハ-ベン醸造所)で醸造された アルコール同数が 5.3 % のビールです。IPA とは Indian Pale Ale (インディアン・ペール・エール)の略です。このビールには Cascade (カスケード)と Challenger (チャレンジャー)というホップが使用されていて、ビター・ドライ・テイストとなっています。 このビールは St. Andrews Ale よりも更にホップのアロマの香りが強いビールです。ホップのアロマの香りが強いと書きましたが、ビールの味を損ねないよう、出しゃばり過ぎてはいません(心地よい香りです)。色は St. Andrews よりもかなり淡い色をしており、どちらかというとピルスナーに近い色になっています。泡立ちが非常に良く、口当たりも非常に良いビールです。コクもキレもあり、喉ごしも非常に良いビールです。苦味が程良く、甘みのある絶妙なバランスのビールです。イギリスの中ではかなりレベルの高いビールと言えるでしょう。サントリーのザ・プレミアム・モルツはホップのアロマの香りが前面に出過ぎていますが、こちらのビールはホップのアロマの香りを前面に出し過ぎず、その他のビールの良さもしっかりと押し出している本当に美味しいビールです。但し、こちらのビールにも添加物として糖類やカラメル色素、それに炭酸ガスが入っていますので、本当のビールとは言えないのが残念です。こちらのビールもイギリスのビールの中では非常にレベルの高いビールとなっていますので、イギリスのビールを飲んだことのない人は、こちらのビールも飲んでみることをお勧めします。Belhaven の Web site はこちらです → http://www.belhaven.co.uk/ ここでは自分の国名を選択し、自国でアルコールが飲める年齢であるかどうかを聞かれますので、チェックをつけて中に入ってください。


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013[1] これは 1778年に醸造を開始したManchester (マンチェスター)にある Strangeways Brewery (ストレンジウェイ 醸造所)という醸造所(現在は Luton にある Inbev UK Ltd.)で造られた Boddingtons の Pub Ale (バディントン ペール エール)というアルコール度数が4.7 % の、通称「マンチェスターの泡」と称されるビールです。缶にはビア樽にミツバチがとまった可愛らしい絵が描かれています。このビールは、Guiness 等と同じように缶内にフローティング・ウィジェット(別名ナイトロジェン・ウィジェット)が入っています。非常に極めの細かい泡が出来るため、本場のパブの味わいをそのまま再現できるようになっています。このビールの特徴は麦芽とホップの他に小麦が使用されているところです。バランスのとれたほろ苦さと滑らかでクリーミーな味わいが人気となっています。口当たりは非常にソフトでまろやかなビールです。程良い苦味があり、フルーティーなビールです。但し、コクもキレもあまり良くなく、喉ごしもあまり良くはありません。アルコール臭さは殆どしませんが、ホップの香りがほのかにする甘みのあるビールで、味は Guiness とよく似ており、総合評価は決して高くない、中途半端な味のビールです。ここの醸造所の Web site を探しましたが、Official Web site を見つけることができませんでした。もしご存知の方はお知らせ戴けると助かります。


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 イギリスのビールをご紹介させて戴きましたが、Belhaven の St. Andrews Ale とTwisted Thistle IPA 以外はいま一つと言った感じのビールばかりでした。やっぱり、ビールはドイツやチェコには敵わないということでしょうか・・・。但し、ここでは特定の醸造所で造られたビールしかご紹介していませんので、他の醸造所で造られたビールも飲んでみないことには総合評価はできません。そのため、また機会があればご紹介させて戴きますので、楽しみにしていてください。但し、高いお金を払って買う程のビールではないということは間違いなさそうです。
 それにしても、イギリスビールの瓶は高級感漂う形をしていますね~。ドイツビールの瓶は無骨な感じですが、イギリスビールの瓶は部屋に飾っておいても様になります。それ程高いものではありませんから、家のインテリアに購入してみるというのも一つの手かもわかりません。


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014 これは Belhaven Best (ベルハ-ベン ベスト)という、こちらも先にご紹介した 1719 年に創業を開始した Scotland (スコットランド)の 美しい景観の Dunbar (East Lothan) という所にある Belhaven Brewery(ベルハ-ベン醸造所)で醸造された アルコール度数が 3.2 % の非常に有名なビールです。この写真はスコットランドのグラスゴーにあるパブで飲んだ時に撮影したものですが、ドイツ等とは全く異なり、そっけないビアグラスに注がれたビールが出されてきます。勿論、オリジナルのビアグラスはありますが、スコットランドでは概してこのようなそっけないビアグラスに注がれたビールが登場します。さて、このビールですが、泡立ちはまずまずで、見た目は黒っぽい褐色をしていますので、美味しそうに見えますが、見た目ほどに美味しくはありません。酵母の香りは良くしますが、ホップのアロマの香りが全くと言っていい程せず、苦味が少なく、若干甘いビールです。ライトで非常に飲み易いビールですが、発泡酒と何ら変わりないビールです。どうしてこのビールがスコットランドで有名なのか首をかしげてしまう。それがこの Belhaven Best です。 先に述べたように Belhaven で醸造されたビールが全てまずいという訳ではなく、St. Andrews Ale (セント・アンドリュース・エール)という美味しいビールもあります。Belhaven の Web site はこちらです → http://www.belhaven.co.uk/


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015 これは スコットランドの Inverness-shire (インバーネス)の Dalfaber Industrial Estate Aviemore という所にある The Cairngorm Brewery という醸造所が醸造した Nessie’s Monster Mash というアルコール度数が 4.4 % のビールです。The Cairngorm Brewery の歴史は非常に浅く、2001年に醸造を開始したばかりです。The Cairngorm Brewery のビールは数々の賞を受賞しています。ここの醸造所では、Nessie’s Monster Mash だけでなく、Cairngorm Gold、Wildcat、Stag、Trade Winds、Black Gold、Blessed Thistle、そして Sheepshaggers といったビールも醸造しています。さて、この写真にあるビールですが、ラベルをご覧ください。何とネッシーが描かれているんです。Inverness-shire (インバーネス)はネス湖の端にある小さな街ですが、そこで醸造しているので、ネッシーをモチーフにしたビールを醸造したのでしょう。このビールはダークビールで、褐色の見るからに美味しそうなビールですが、味も「え?これがスコットランドのビール?」と疑う程美味しいビールです。泡立ちは良好で、ホップの香りが程良くする非常に素晴らしいビールです。コクもキレも十分にあり、喉ごしもなかなかいいビールです。スコットランドのビールの中でも相当上位に位置するビール。それがこの Nessie’s Monster Mash です。尤も、黒ビールではなく、ダークビールですので、黒ビールのように濃く、まったりとしているかと言うとそうではありません。このビールですが、どこで飲めるかご存知ですか?何とネス湖の上で飲めるんです。ネス湖の上でネス湖のビールを飲むって最高だと思いませんか? The Cairngorm Brewery の Web site はこちらです → http://www.cairngormbrewery.com/


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016 これは Staffordshire の Burton-on-Trent という所にある Molson Coors Brewing Company という醸造所で醸造された Carling というビールです。Molson Coors Brewing Company は醸造所もありますが、主に輸入ビールを取り扱っている会社です。写真の Carling は泡立ちの良い黄金色のビールです。酵母とホップの香りは良くしますが、舌触りと喉ごしが悪く、苦味もコクもキレも全然良くないビールです。甘みは弱いですが、甘くないジュースと言った感じのビールです。こちらの写真はグラスゴーのパブで飲んだ時に撮影した時のものです。Carling の Web site はこちらです → http://www.carling.com/


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017 これはスコットランドの Glasgow (グラスゴー)にある 1555 年に醸造を開始した Tennent’s Wellpark Brewery という醸造所で醸造された T Ice Cold というビールです。泡立ちはまずまずですが、先のCarling よりも更に美味しくないビールです。色は先の Carling と同じように黄金色のビールですが、コクもキレもなく、喉ごしが最悪のビールです。酵母の香りは確かにしますが、味もしゃしゃりもない、言葉はわるいですが、スカみたいなビールです。スコットランドの中でも相当レベルの低いビールですので、決してお勧めできるビールではありません。Tennent’s の Web site はこちらです → http://www.tennents.com/


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018 これは スコットランドの Edinburg (エジンバラ)にある Inns & Gunn という醸造所が醸造している、その名の通り Inns & Gunn というアルコール度数が 6.6 % とかなりアルコール度数が高めのビールです。Inns & Gunn の歴史は非常に浅く、2003年に醸造を開始したばかりです。ここの醸造所で醸造されるビールはスコットランドでも勿論飲まれていますが、カナダやスウェーデンで良く飲まれているようです。このビールは Oak aged beer と言って、オークの樽の中で少し寝かせた濃い褐色のビールです。Inns & Gunn 醸造所では、他にも色々な種類のビールがありますが、殆ど全てがオークの樽の中で数十日間寝かせたものとなっています。さて、写真にあるビールですが、アルコール度数が高いため、泡立ちは決して良くありません(サイーダー程度の泡しか出ません)。酵母の程良い香りはしますが、口の中に入れると甘く、その後アルコールの香りが口いっぱいに広がるビールです。色が濃い割にコクがなく、喉ごしもキレも決して良いとは言えません。口から鼻に抜けるフレーバーが何とも変わっていて、ホップの香りも苦味も全くしない妙なビールです。ジュースのようにライトな感じは全くありませんが、アルコール度数が高いにも関わらず、非常に甘いため、アルコールの入ったジュースと言った感じのビールです。Inns & Gunn の Web site はこちらです → http://www.innisandgunn.com/


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019 これはスコットランドの Arran (アラン)という島の Brodik にある The Isle of Arran Brewery という醸造所が醸造したアルコール度数が 5.0 % の その名の通り、 Isle of Arran という ブロンドプレミアムビールで、ラベルの裏には チルドしたほうが良いと書かれてあります。The Isle of Arran Brewery の歴史は非常に浅く、2003年に醸造を開始したばかりです。この醸造所では、日本のサントリーと同じように、ビールだけでなく、ウイスキーも蒸留しています。この醸造所にはビジターセンターもあるので、製造工程を見学したり、ショップでお買い物をしたりすることができます。さて、写真のビールですが、このビールは酵母の香りが良く効いた、濃い褐色の泡立ちの良いビールです。このビールはかなり変わっていて、飲んだ後、口の中に甘みが広がり、鼻から空気を抜くとホップの香りが凄くする、非常にホップの良く効いたビールです。但し、ホップの苦みが強いかと言うとそんなことは全くなく、ホップの苦みを殆ど感じさせない非常に飲み易いビールです。アルコール臭くないし、喉ごしも良いのですが、残念なことにあまりコクはありません。サントリーのプレモルより美味しいビールで、スコットランドのビールの中ではかなりレベルの高いビールになっています。この醸造所では、写真にあるものだけでなく、アルコール度数が 4.0 % のab Blonde、アルコール度数が 4.3 % のArran Dark、アルコール度数が 4.4 % の Arran Sunset、アルコール度数が 3.8 % の Arran Ale、アルコール度数が 6.0 % の Arran Milestone、アルコール度数が 3.9 % の Arran Red Squirrel、アルコール度数が 4.7 % の Arran Fireside、アルコール度数が 4.5 % の Arran Clyde Puffer、アルコール度数が 3.8 % の Arran Guid Ale、それにアルコール度数が 5.5 % の Arran Brewery Dug を醸造していますので、他のものも機会があれば試してみたいと思っています。The Isle of Arran Brewery の Web site はこちらです → http://www.arranbrewery.com/


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020 これはスコットランドの北西に位置する Oban という漁港にある Oban Bay Brewery という醸造所で醸造されたアルコール度数が 3.9 % の Kilt Lifter と言う IPA ALE(インディアンペールエール)です。Oban Bay Brewery の歴史も非常に浅く、2009年に醸造を開始したばかりです。Belhaven Brewery の George という人が製造マネージャーとしてこの醸造所の設立に貢献し、現在もコンサルタントとして助言を行っています。アルコール度数が低いため、最初は全然期待していなかったのですが、予想に反して非常に美味しいビールです。兎に角、ホップの香りが最高のビールです。心地よい苦味があり、コクはあまりありませんが、キレがあり、喉ごしが非常に良いビールです。ホップが非常に良く効いているにも関わらず、苦味は程々に抑えられており、甘みも若干ある非常に飲み易いビールです。アルコール度数がかなり低めに設定されているため、アルコール臭くなく、アルコールが苦手な人でも飲み易いビールに仕上がっています。と言っても、ジュースのようなライトなビールと言う訳ではありませんので、誤解しないでください。スコットランドのビールの中ではかなり上位に位置するビールです。この醸造所では、写真のビールの他に、アルコール度数が 4.1 % の Skinny Blonde、アルコール度数が 4.6 % の Fair Puggled、アルコール度数が 4.2 % の Skelpt Lug、そしてアルコール度数が 4.2 % の Ginger Jakey というビールを醸造していますので、機会があれば他のビールも試してみたいと思っています。何れもアルコール度数の低いのがこの醸造所で醸造されるビールの特徴です。Oban Bay Brewery の Web site はこちらです → http://www.obanbaybrewery.co.uk/


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021 これはイギリスの North Wales (北ウェールズ地方)にある Conwy Brewery という醸造所で醸造されたアルコール度数が 4.5 % の Welsh Honey Bitter というビールです。名前のごとく、ビールの中に蜂蜜が添加されたビールです。このことからもお分かりのように、ドイツ以外の国にはビール純粋令という法律がないため、ビールに何を入れても構わないことになっています。添加物を入れればいくらでも味を変えることができます。その点ドイツのビールは、水、酵母、麦芽、そしてホップだけであれだけ美味しいビールを醸造するのですから、大したものだということがお分かり戴けるのではないかと思います。まあ、それはさておき、このビールは Bottle-Conditioned Beer です。Bottle-Conditioned Beer とは瓶内二次発酵型ビールのことを指します。即ち、通常のビールは醸造し、瓶詰したら、なるべく早く飲まなければなりませんが、この Bottle-Conditioned Beer は瓶詰した後も瓶の中に入っている酵母によって二次発酵させ、その味の変化を楽しむというものですから、通常のビールとはそういった意味で全く異なります。従って、この類のビールは瓶詰めしてすぐに飲まなければならないということはなく、1~2年保存しておいたものを飲んでも構わないビールということになります。瓶内で二次発酵が起こるため、当然のことですが、瓶詰した直後と2年間そのまま保存しておいたものとでは全く味が異なりますので、何本も買って飲み比べしてみるといいでしょう。ドイツの Weizenbier ではありませんが、このビールは上述したように瓶内二次発酵型のビールですので、瓶の中に酵母が沢山入っています。そのため、飲む前に瓶の底を見ると、酵母の塊が見えます。酵母が沢山入っていることもあって、とても酵母の香りが強いビールです。色は黄金色ですが、酵母が沢山入っているため、かなり濁っています。泡立ちは良好ですが、Stout のようにきめ細かい泡ではありません。舌触りは滑らかで、かなり甘みのあるビールです。但し、キレもコクもなく、喉ごしもいまひとつと言った感じで、更に酸味が強いため、決して美味しいビールとは言えません。蜂蜜が添加されていると言うのに、蜂蜜の味は殆ど感じられません。まったりとしたビールですが、飲み干した後はサラリとしていて、ビールと言うよりはジュースと言った方が良いようなビールです。Bottle-Conditioned Beer は日本にもあります。例えば、多摩の恵がそれに相当します。このビールと多摩の恵を比較すると、圧倒的多摩の恵のほうが美味しいので、Bottle-Conditioned Beer を飲んだことのない方は是非多摩の恵をお試しください。 Conwy Brewery の Web site はこちらです → http://www.conwybrewery.co.uk/


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022 これはスコットランドの Edinburg (エジンバラ)にある Slateford Road という所にある Caledonian Brewery (1869 年に醸造開始)が醸造する Deuchars IPA というアルコール度数が 4.4 % の Pale Ale(ペールエール)です。とは言っても、ここの醸造所は現在、オランダの Heineken の傘下に入っていますので、名前こそ前面に出ていませんが、Heineken のビールということになってしまいます。Caledonian Brewery では現在、写真にあるビールに加えて、Deuchars Imperial、Flying Scotsman、Caledonian 80、2Points 8 等のビールを醸造しています。ここの醸造所で醸造されたビールは、Supreme Camra Champion Beer of Great Britain や World Champion Cask Ale を含む 40 以上の賞に輝いています。このビールは、泡立ちはまずまずの若干濃い褐色のビールです。酵母の香りがかなり強く、飲むとかなり甘いあっさりとしたビールです。但し、ホップのアロマの香りがかなり強く、苦味もかなりありますので、ホップだけを考えると、サントリーのプレモルのようなビールと言えるでしょう。喉ごしはそれ程悪くはありませんが、コクもキレもあまりなく、かなりあっさり目のビールと言えます。非常にライトなビールですので、飲み易いと言えば飲み易いのですが、折角ホップの香りが素晴らしいのに、勿体ない気がするビールです。Caledonian Brewery の Web site はこちらです → http://www.caledonianbeer.com/validate 残念ながら、ここの Web site は問題があるようで、先に進むことができませんので、悪しからず。


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023 これは Caledonian 80 と言う、先に紹介した Caledonian Brewery という醸造所で醸造されたビールです。このビールはご覧の通り、かなり濃い褐色をしたビールです。泡立ちは非常に良く、滑らかな泡が特徴のビールです。但し、悪いこと三昧のビールです。アルコール臭が鼻から息を抜いた時にしますが、それ程強くなく、ホップの香りも全くしません。見た目程にコクもキレもなく、喉ごしも全然良くないビールです。カラメルの香りも見た目程強くなく、非常にライトなビールです。甘みはありますが、非常に中途半端な味のビールと言えるでしょう。兎に角、何ともそっけないビール。それがこの Caledonian 80 です。 この写真は、スコットランドから飛び立つ前に最後にもう一種類!と思って Glasgow (グラスゴー)の空港で飲んだのですが、最後なのに本当にがっかりしました。Caledonian Brewery の Web site はこちらです → http://www.caledonianbeer.com/validate 残念ながら、ここの Web site は問題があるようで、先に進むことができませんので、悪しからず。


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Bellhaven の Stottish Ale で~すScotland (スコットランド)の Dunbar (East Lothan) にある Belhaven Brewery(ベルハ-ベン醸造所)で醸造された ビール(Scottish Ale)です。こちらの醸造所も割合と歴史は浅く、1719年に創業を開始しています。透明の瓶に入った、アルコール度数が 5 % のエールです。先にも書きましたが、Belhaven のビールに St. Andrews というビールがありますが、それとかなり似た味のビールです。泡立ちは良好で、酵母の香りが程良くするやや濃い褐色のビールです。口の中に入れると甘みが広がり、喉越しもキレも良好で、St. Andrews よりもコクは若干少なめですが、ホップの香りが程良いなかなか上出来のビールです。St. Andrews と比べると、苦味は少し少なめですが、喉越しは St. Andrews よりも寧ろ良いビールと言えます。St. Andrews のほうが若干まったりしており、こちらはどちらかというとあっさりとした感じのビールです。とは言っても、ライトという意味ではありません。あまり苦すぎることもなく、なかなか上出来なビールだと思います。Belhaven の Web site はこちらです → http://www.belhaven.co.uk/


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名称未設定 1

これはイギリスの Suffolk にある Morland Brewing (Crafted by the Master Brewer of Old Speckled Hen) というところで醸造された Old Crafty Hen (Oak-Aged Ale Blend) というアルコール度数が 6.5 % の Vintage Ale です。イギリスのビールには多く見かけられますが、このビールにも添加物として糖類とカラメル色素が添加されています。色はかなり褐色で、泡立ち良好なホップの香りが程良くするビールです。コクが深く、モルトの香ばしい香りが口に残るかなり上質のビールです。口の中に入れると、程良い甘みと酸味が口の中いっぱいに広がり、苦味も程良く、かなり美味しいビールです。アルコール度数が高いため、かなりアルコール臭はします。添加物の入っているのが残念ですが、若干まったり感のある、イギリスのビールとしてはかなり上出来のビールと言えるでしょう。Old Crafty Hen の Web site はこちらです →


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