江本研究室

群馬大学医学部保健学科 基礎検査学講座生体防御学分野 群馬大学大学院保健学研究科 地域・国際ユニット 地域・国際生態環境情報検査学分野 生体防御学

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Vシネマバージョン(笑)

Syllabus −医学系研究科−

感染管理学特論

科目コード: 8224353
履修コード:
講師: 村上 博和 (ムラカミ ヒロカズ) ・ 佐竹 幸子 (サタケ サチコ)
江本 正志 (エモト マサシ)
単位: 2単位
講義日時: 後期 火曜日 11-12時限

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授業の目標および期待される学習効果

宿主の免疫監視機構が様々な基礎疾患や高齢化などにより不全状態になった場合、日和見感染症が発生する。この日和見感染症の予防、治療、管理は医療従事者にとって大きな課題であり、すべての医療従事者および病院全体での取り組みが必要である。 そのため、以下を教授する。

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授業の概要

宿主の免疫監視機構が様々な基礎疾患や高齢化などにより不全状態になった場合,日和見感染症が発生する。この日和見感染症の予防,治療,管理は医療従事者にとって大きな課題であり,すべての医療従事者および病院全体での取り組みが必要である。そのため,以下を教授する。

(村上教授)
 新興・再興感染症を概説し,特に院内感染症として問題となるMRSA,VRE等の管理・治療につき解説し,免疫不全状態の患者に対する無菌操作,感染症治療法も教授する。また,針刺し事故を中心とした医療従事者の障害も解説する。

(江本教授)
 高齢化および様々な基礎疾患や医療行為により引き起こされる後天性免疫不全の発生機序,さらに院内感染症との因果関係につき教授する。

(佐竹准教授)
 病院感染サーベランスの方法とその応用を教授し,さらに感染症対策の国際協力の現状を解説する。

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授業の形式(授業方法)

オムニバス形式
スライドおよびプリントを用いた講義および討論形式。

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授業の展開(授業計画)

第1回 概論
第2回 免疫監視機構の基礎知識
第3回 老化・疾患と免疫監視機構
第4回 医療行為の免疫監視機構に与える影響
第5回 免疫不全症と院内感染症
第6回 総合討論
第7回 薬剤耐性獲得機構とその解析法
第8回 薬剤耐性防止対策(特に抗菌新薬の開発)
第9回 組織的病院感染対策(院内感染対策委員会等)
第10回 感染症対策の国際協力
第11回 総合討論
第12回 感染症の臨床
第13回 新興・再興感染症
第14回 STD, HIV感染症およびSARS等
第15回 無菌管理の実際・日和見感染治療

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