江本研究室

群馬大学医学部保健学科 基礎検査学講座生体防御学分野 群馬大学大学院保健学研究科 地域・国際ユニット 地域・国際生態環境情報検査学分野 生体防御学

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Vシネマバージョン(笑)

Syllabus −医学部−

生体防御学実習

科目コード: 4LS0000440
履修コード:
講師: 江本 正志 (エモト マサシ) ・ 鈴木 英明 (スズキ ヒデアキ)
単位: 1単位
講義日時: 前期 木曜日 7-9時限

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キーワード

凝集反応、沈降反応、中和反応、溶解反応、補体結合反応、細胞培養、in vitro 刺激法

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授業の目標および期待される学習効果

本実習では、臨床検査において特に重要とされる血清学的検査の意義・原理・手技並びに免疫学研究に必要な基本的手技を理解・習得することを目的とする。

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授業の概要

本実習では、凝集反応、沈降反応、中和反応、溶解反応、補体結合反応等の代表的検査法を教授する。 また、免疫学的研究において重要な試験管内細胞培養法並びにin vitroにおける細胞刺激法についても教授する。

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授業内容のレベル

標準的レベルである。速やかに実習に取り掛かれるよう、予め実習書並びに参考図書に目を通しておくことを原則とする。

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履修資格

検査技術科学専攻3年生

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この授業の基礎となる科目

生物学、生化学、基礎医学I、生体防御学

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次に履修が望まれる科目

細胞培養技術学演習

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関連授業科目

基礎医学I、生体防御学

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テキスト/参考書

こちらで作成した実習書に沿って実習を行うが、医歯薬出版から発刊される免疫検査学実習書の購入を推奨する。

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授業の形式(授業方法)

実習の前に当日行う実習の説明を行った後、グループ単位で実習を行う。

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評価(成績評価基準)

最終試験による(出席点はなし)。60点以上を合格(試験問題の難易にかかわらず60点未満は不合格)とする。 受験者の内2SD(下位)を外れた者についても不合格とする。再試験は行わないので留意されたい。レポートは、最終判定の参考資料とする。
出席日数の3分の1以上を欠席した者は期末試験の点数にかかわらず不合格となるので留意されたい(規定による)。

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メッセージ

最終試験において60点以下であった場合でも、レポートにおいて高い評価を得た場合には考慮することもあるので、各実習のレポートは真面目に作成すること。
レポートは、目的、方法、結果、考察を簡潔明瞭に書くこと。
得られた結果からどのようなことが言えるのか、また何故そのような結果になったのかを考察すること。参考文献をそのまま書き写すことは厳禁

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オフィスアワー

月曜日 午前中

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授業の展開(授業計画)

第1回 血清検査学への招待
 各種血清学的検査法について概説すると共に、実習並びにレポートの書き方における注意点を述べる。

第2回 凝集反応:抗A、抗B抗体の抗体価測定とIgM抗体の証明
 血中に存在する赤血球抗原に対する抗体価の測定法・判定法を教授する。

第3回 凝集反応:血液型の判定(ABO式とRh式)
 血液型の測定法・判定法を教授する。

第4回 沈降反応:CRPの測定(単純放射免疫拡散法と毛細管法)
 
C-reactive proteinの測定方法を教授する。

第5回 中和反応:ASLO価の測定
 ASLO(ストレプトリジンO)に対する抗体価の測定法・判定法について教授する。

第6回 凝集反応:尿中hCGの測定(ラテックス凝集反応)
 妊娠判定試験のうちhCG測定法・判定法を教授する。

第7回 溶解反応:溶血素価の測定
 血中に存在する溶血素の測定法・判定法を教授する。

第8回 溶解反応:補体価CH100の測定
 血中に存在する補体価のうち、CH100の測定法・判定法を教授する。

第9回 溶解反応:補体価CH50の測定
 血中に存在する補体価のうち、CH50の測定法・判定法を教授する。

第10回 補体結合反応:緒方法を用いた測定
 緒方法を用いた梅毒診断法・判定法を教授する。

第11回 免疫検査学への招待
 各種免疫学的検査法について概説する。

第12回 細胞分離・調製法
 実験動物の臓器の白血球分離・調製法を教授する。

第13回 試験管内細胞培養法
 リンパ球幼若化反応を教授する。

第14回 フローサイトメトリーを用いたリンパ球表面マーカーの解析(原理のみ)
 フローサイトメトリーの原理と測定法・判定法を教授する。

第15回 評価試験
 評価試験

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